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第10回 在宅研究会 が開催されました。

株式会社エスファーマシーでは社内勉強会の一環として、在宅医療に関する知識をアップデート、もしくは基礎力向上のために、在宅推進教育課長の桑原氏による在宅研究会が開催されています。

今回の在宅研究会のテーマは、「症例検討会~サービス担当者会議で明らかになった議題への介入~」です。

本日のテーマ今回の症例検討での議題はポリファーマシーについてです。

ポリファーマシーとは「Poly(多くの)」+「Pharmacy(調剤)」の造語ですが、単に薬剤数が多いことではなく、薬剤が多いことにより、薬物有害事象につながる状態や飲み間違い、残薬の発生につながる問題のことをいいます。さらに、不要な処方や過量重複投与など、あらゆる不適正処方も含みます。
ポリファーマシーの状態は、患者さんの病態や生活、環境によっても変化するため、何種類以上をポリファーマシーとするという厳密な定義はありませんが、高齢者では処方される薬の種類が6つ以上になると薬物有害事象の発生リスクが高まることがわかっています。
一般的に、高齢になるほど複数の病気にかかるリスクが高まるため、高齢者では処方される薬剤数が多くなる傾向にあります。特に75歳以上の患者さんでは、約4人に1人が7種類以上の薬剤を処方されているという報告もあります。

ポリファーマシーを解消するには、薬剤師間および医療関係者間の連携だけではなく、患者さんや介護者が正しく薬を理解する必要があり、薬剤師からの適切な情報提供が求められます。

今回、桑原氏より共有された1つの事例に対して、たくさんの意見が交わされました。

在宅研究会写真

それぞれの立場や経験に基づいた意見が数多く出され、処方内容の整理や減薬提案の考え方、サービス担当者会議での発言の工夫など、実践的な学びを深めることができました。

また、ポリファーマシーへの介入には、薬剤面だけでなく、患者さんの生活背景や服薬環境を踏まえた視点が重要であることを再確認しました。在宅医療の現場では、薬剤師一人で解決できることには限りがあり、多職種との連携や情報共有が欠かせません。

今回の在宅研究会で得られた気づきや学びを、日々の業務に持ち帰り、患者さんにとってより安全で安心な薬物療法につなげていけるよう、今後も社員一人ひとりが前向きに知識を深め、共に学び続けていきましょう。

次回の在宅研究会もお楽しみに!